和室だけではない 障子の良さ

デザイン障子(麻の葉)
デザイン性に富んだ障子も人気です

障子は直射日光を和らげ、部屋の中を柔らかい光で明るくします。また白い紙の色が照明の光を反射するので夜間の照明効果を高め、お部屋が明るい印象になります。また、アルミサッシの内側に障子があると間に独立した空気の層ができるので、カーテンよりも高い断熱効果を発揮します。
そこで最近は障子の良さが見直され、洋風の部屋にも合うモダンなデザインの障子や色柄を印刷したカラフルな障子紙が使われるようになってきました。
日本の気候にマッチし様々なメリットがある障子ですが、紫外線やほこりで障子紙の劣化・変色が進みます。ですので定期的に障子紙を張り替えることをおススメします。大体2~3年程度が目安ですが、それより早い時期でも「穴が開く」「汚れやシミが目立つ」「和紙がたるむ」「カビが生える」などがあれば早めに張り替えましょう。
九州タタミ・インテリア(QTI)グループでは、昔ながらの障子紙はもちろん、破れない障子紙、カラーが豊富な障子紙など、お客様の生活スタイルやお好みに合わせた障子紙をご提案しております。

障子の張り替えは九州タタミインテリアグループにお任せください!ネット通販「QTIショップ」はこちらから。
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障子の種類と選び方

障子紙の種類

普通紙(パルプ障子紙)

最も一般的に使われている障子紙です。しっとりとした紙の質感は見た目に安らぎを感じさせ、紙は通気性・吸湿性があるのでお部屋の湿度を調整する働きもあります。
同じ紙でも伝統的な和紙と比較すると強度はないため破れやすいのと、日焼けによる劣化が早いです。また紙なので水拭きはできません。
そのかわりリーズナブルな価格なので、こまめに張り替えて新品の美しさを維持したい方にお勧めです。

強化紙(レーヨン・プラスチックなど)

紙にレーヨン繊維を配合した「レーヨン障子紙」や、紙を極薄フィルムでラミネートやコーティングした「プラスチック障子紙」など、一般的な障子紙の4~5倍の破壊強度を実現した障子紙です。
見た目は普通の障子紙とほとんど変わりませんが、指でつついても破れにくいのが最大の特徴です。通気性が低いので冷暖房の効果がより高く、日焼けによる変色や劣化も普通紙より起きにくくなっています。
破れにくいので小さいお子様やペットがいるご家庭に特にお勧めです。
デメリットとしては、静電気で埃がつきやすい、通気性に乏しいので結露する場合があるなどです。

和紙(手漉き・機械漉き)

昔ながらの伝統的な障子紙です。手漉きと機械漉きがありますが、手漉きは希少で高価なため主に機械漉き和紙が使われます。
普通紙と比べ紙の繊維が長く強度があります。また部屋の調湿効果やフィルター効果もあります。普通紙に比べ厚いので光が通りにくく、室内はやや暗めの落ち着いた雰囲気になります。
デメリットはやはり価格が高いことです。特に手漉き和紙は高価になります。

障子の張り替えは自分でできる?

障子はご自分で張り替えることも可能ですが、様々な種類の障子紙や糊・テープなどを適切に選び、しわやたるみがなく綺麗に仕上げるのは難しいものです。また、材料や手順が適切でないと時間の経過とともに剥がれてくることもあります。
お店に依頼すれば、職人の技術で短時間に美しく仕上がり、後から剥がれてしまうようなこともありません。特に、張り替える枚数が多い場合や猫間障子(後述)はプロに依頼することをお勧めします。

障子の形状や機能による種類

通常の障子は、全面に格子状の「組子」があり、そこに和紙を貼っています。組子の細かさによってさらに細分され、横4等分・縦6等分のものを「荒組障子(または荒間障子)」といい、最も一般的な障子です。さらに細かく分割した組子や等間隔でない組子、自由に組子を配置してデザイン性を高めたものもあります。

最も一般的な障子は全面が障子紙のもので、「水腰障子」または腰板が無いので「腰無障子」とも呼ばれます。
さらに、下の方が板張りになったものを「腰付障子」、一部をガラス張りにして外が見えるようにしたものを「雪見障子」、障子の一部を開閉可能にしたものを「猫間障子」と呼びます。
「猫間障子」は元々、障子本体を閉めたままでも猫が出入りできるよう開閉機構を設けたのが名前の由来ですが、現代では気密性重視のため、開閉機構を開けたところにガラスがはまっていて雪見障子になるものがほとんどです。

水腰障子
段ボール襖
最も一般的な障子。全面が障子紙で明るい。
腰付障子
発泡スチロール襖
下の方に腰板がはめ込まれ、光量が制限される。
雪見障子
ペーパーコア襖
ガラスがはめ込まれ、外の景色が見える。
猫間障子
ペーパーコア襖
可動式の孫障子があり、開閉できる。

特に猫間障子は張り替え時に分解作業を伴うので、張り替え作業はプロに依頼することをお勧めします。
九州タタミインテリアグループなら、熟練の職人があらゆるタイプの障子に対応いたします。

いい障子は良いお店選びから

障子の張り替えをお店に依頼する場合、「専門の職人」がいて、ご自宅の最寄りで現場を見て相談に乗ってくれる信頼のできるお店を選ぶことが重要です。障子だけではなく、畳や襖など和の建具に詳しくインテリア全体を任せられるお店をお選びください。
何かと手間のかかる障子の張替えは、畳・内装の職人ネットワーク「九州タタミインテリア(QTI)グループ」加盟店に、ぜひお任せください。九州・山口をカバーするネットワークの中から、お客様のお近くの加盟店が責任をもって対応いたします。

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